アレルギー性鼻炎の
症状について
症状に合わせた治療法を
ご提案します
アレルギー性鼻炎には、「通年性のアレルギー性鼻炎」と「季節性のアレルギー性鼻炎(花粉症)」の2種類があり、花粉症に関しては日本国民の4人に1人が発症していると言われています。
原因となる物質(アレルゲン)と発生する症状をしっかりと理解し、患者さまの環境や症状に合わせた治療方法をご提案いたします。
通年性のアレルギー性鼻炎
ハウスダストやダニなどによって一年中、鼻炎症状があります。対策としてはこまめに掃除や、布団を干すなどして、原因物質を取り除きます。
季節性のアレルギー性鼻炎
スギやヒノキ、イネなどによって、春や秋の決まった時期に鼻炎症状があります。対策としてはマスクやメガネの着用などで原因物質の体内への侵入を防ぎます。
こんな場合はご相談ください
- 目がかゆい
- 鼻がつまる
- 身体がだるい
- くしゃみが出る
- 熱っぽい
- 透明なさらっとした鼻水が出る など
治療方法
内服薬
抗アレルギー薬の内服や点鼻ステロイド噴霧薬などを組み合わせて治療を行います。ただし、治療を中止してしまった場合、症状への効果は無くなります。
複数の組み合わせでも症状が繰り返し起こるような場合は、その他の治療を行います。
舌下免疫療法
舌下免疫療法は、目のかゆみやくしゃみといったアレルギー症状を引き起こす原因物質である「アレルゲン」を毎日少量ずつ体内に定期投与することで、身体を少しずつアレルゲンに慣らしていき、アレルギー症状を抑えていく方法です。
スギ花粉症とダニアレルギー性鼻炎に効果的です。
くしゃみ・鼻水・鼻づまりの改善
目のかゆみ・
涙目の改善
QOL(生活の質)の改善
アレルギー治療の減量
このような症状が対象となります
- スギ花粉症患者
- ダニアレルギー患者
※他院で検査したことのある方は結果をご持参ください。
治療を受けられない方
- ・重症気管支喘息をお持ちの方
- ・非選択的β遮断薬を内服している方
- ・65歳以上の方
- ・全身性ステロイド薬を内服している方
- ・妊婦、授乳中の方
- ・悪性腫瘍、自己免疫疾患、免疫不全の方
診療の流れ
- 01 診察・検査
- 問診や検査を行います。
スギ花粉症やハウスダスト、ダニなど、アレルギー反応の有無や強弱を観察します。
※検査結果を踏まえ、改めて説明をさせていただく場合もあります。
- 02 医院にて投薬
- 薬を舌下(舌の裏)に置きます。1分程度そのままにしておき、その後溶けた唾液を飲み込みます(飲み込んだ後、5分間はうがい・飲食は禁止です)。その後、院内にて30分以上安静に過ごしていただきます。再度診察を行い、治療により体調などに変化がないことを確認した上で、今後の治療についてご説明いたします。当日は、時間に余裕を持ってご来院ください。
- 03 2回目以降
- 2回目以降は、1日1回ご自宅で行っていただきますが、1週間は経過観察を行います。
2週目以降は、体調など問題がなければ薬の量や濃度を上げ、投薬を続けていただきます(月に1回の受診となります)。
※体質改善を目的とした治療のため、効果を確認するためには、最低でも半年、一般的には、3年以上の治療期間が必要となります。